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神奈いですの雑談スレ10
2094 :
名無しさん
:2021/07/22(木) 23:59:14 ID:LwIhg9CR0
弁青伝
明代に成立した伝奇小説。作者は神奈。後漢中興の祖と謳われる少帝劉辯が若りし頃に宮中を抜け出し、諸国漫遊をしつつ人民救済と叛乱討伐と怪異鎮撫をしたという民間伝承を元にしている。
叛乱や飢饉が相次ぐ霊帝の時代。幼少時に嵩山の道士から霊能力を授けられた皇太子弁は、河伯の巫女を名乗る侍女董青から国が滅びの呪いに囚われているとの預言を授かり、董青と共に世直しと呪いの根源を探る旅に出る。
不思議な神通力を用い老若男女に变化する董青や彼女の教団の助けを得ながら各地で世直しや怪異討伐を行うが、やがて呪いの根源は父霊帝にあると気付く。
父を打倒する覚悟を決めた弁が董青の反対を押し切って宮中に戻ると、病に倒れた父に代わって悪政を取り仕切っている偽物の皇帝弁の姿があった。
驚いた弁だが衛兵に囚われそうになり、とっさに懐にあった黒白の駒に霊能力を込めて偽の弁に投げつけると、偽者は皇子様一号と書かれた竹束に姿を変える。操られていた衛兵や宦官や女官、皇族も正気を取り戻す。それを悔しがる董青。
董青は旅の中で自身を打倒出来る弁を懐柔し、その間偽物の弁を通じて漢王朝ひいては三国(天竺、中華、何故か蓬莱とされている)全てを己の欲のまま滅ぼす(カイカクする)つもりであったという。霊能力で董青を取り押さえた弁だったが、処刑を求める周囲の反対を押し切り、一族共々流罪を言い渡す。
奸計の為とはいえ旅の間に受け取った優しさは真であるとの言葉に落涙した董青は
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